Flow お仏壇が
できるまで

  • 乾燥
    乾燥
    木工製品は製造前の乾燥が一番大切です。どんなに優れた技術を持っていても、最適な含水率の木材を使用しなければ、ゆがみや反りの原因になってしまいます。完成後に狂いが生じないよう、しっかりと乾燥した木材を使用。自然乾燥・蒸気乾燥を合わせながら材料の含水率を平均化し加工していきます。人と同じように木材にもそれぞれ個性がありますので、同種の木材でも木目などにより使用する部材が異なることも。高品質なお仏壇をつくるために、使用する部材に応じた木材を使用しております。
  • 木取り
    木取り
    板材から必要な部分を選び加工していきます。一枚の板からどのように部材を切るかを決める工程です。この工程で適切な木取りが行われていないと、次の工程で狂いが生じる原因にもなります。そのため、慎重かつ丁寧な作業が必要です。職人が一定の幅と厚みに調整します。
  • 部材加工
    部材加工
    唐木と芯になる材料を特殊な接着剤を使用しながら接着していきます。接着面に高周波を流し、高温・高圧でプレス。また、専用の機械によって厚みを揃えるなど、ぴったりはまるように加工していきます。
  • 部品加工
    部品加工
    部材加工された材料を使いながら棚板などの本体部品や戸障子といった各種小物部品を作成します。
  • 塗装・研磨
    塗装・研磨
    できあがった部品に着色を施します。着色、はけ塗り、吹き付けなど、6~8工程にわたり塗装を重ねていきます。塗装だけでも下色、中塗り、上色などさまざまな工程があり、材料のバラつきや、中には染み込みやすい材料も。専用の塗料を使用して塗装します。塗装を行う際はその都度、表面を丁寧に研磨。木工製品は、研磨作業の良し悪しで製品の品質を左右するといわれるほど研磨は大切な工程です。手研磨はもちろん、電動サンダーやベルトサンダーなどを使いながら磨いていきます。
  • 組み立て
    組み立て
    塗装が完了したら部品を揃えて組み立てていきます。図面に合わせて細部までしっかり加工するのがポイントです。セメ板という仏壇組立独特の部品を使って棚を組み、胴を建てていきます。最後に大戸や障子などを組み立てていきます。
  • 検品
    検品
    傷割れなどがあった場合は補修し、キレイに拭き上げたら検品を行います。検品後、問題がなければ梱包し、完了です。